Graz滞在記 1  Grazへ

Graz滞在記 1  Grazへ

有難いことに,3ヶ月ほど海外で研究滞在できる機会をいただきまして,現在,オーストリアのグラーツという街にいます.
 
大抵の日本人は,オーストリアと言うとオーストラリア?と聞き返し,首都がウィーンの国と言うと,やっとヨーロッパということを理解してくれ,ザッハトルテ発祥の地と言うと,かなり食いついてくる気がします.グラーツはそんなオーストリアの,2番めに大きな街です.
 
3ヶ月という長めの期間であり,そもそもの目的は研究なので,そんなに毎日書くことは無さそうですが,記録として滞在記を書いていこうかと思います.
 
 
出発は2017年5月18日.
名古屋からフランクフルト経由でグラーツへ飛びます.名古屋からフランクフルトまでは約12時間.フランクフルトからグラーツまでは約1時間半.長い道のりです.
 
最近よく飛行機に乗るようになって気がついたのですが,私は実は飛行機が嫌いっぽいです.あの離陸直後に上昇しながら機体を傾けて方向を変える瞬間がとてつもなく緊張します.シートベルトのサインが消えるまで硬直している感じ.そのため,席が選べる時はいつも通路側を選んで,窓の外なんて見ないのですが・・・
 
今回は席が選べないながらも偶然に通路側になっていてラッキーと思っていたら,ちょっとワガママで気の強そうな南米系のお姉さまとその夫と思しきカップルが,私の隣の席とその後ろの席指定だったようで,2人並んで座りたいので変わってくれ!と迫られました.えぇぇ・・・と思いつつも,NOと言えない日本人なので,OK・・・
 
で,窓側の席になってしまったのですが.
 


 
窓際になったらなったで,張り付いて外見てました.か,傾いてなければ大丈夫・・・!
しばらく見納めの日本.行ってきます!
 
機内は,比較的空いていたようで,隣の人が他の空いている席に途中で移動.ナイス!席変わってあげて良かった!
そんなワケで,快適に,機内食食べたり,映画見たり,本読んだり,ウトウトしたり.
ルフトハンザ航空で行きましたが,映画いっぱいあったし,USBも付いてました.
 
ちなみに機内食.
 


 
感動するほど美味しくはないけど,食べられないほど不味くもない.私の舌には十分,合格点です.あと途中でおやつもあったはず.
 


 
そうこうするうちに,雲の上を過ぎて,ヨーロッパっぽい田園が広がり,あっという間にフランクフルトへ到着.
 
フランクフルトでEUへ入国となるのですが,毎度思いますがEUへの入国はビックリするくらいアッサリですね.
今回も入国審査とは名ばかりで,係のおっちゃんは,仲間と談笑しながら,私のパスポートをちらっとみただけで,何の質問もなくハンコついてくれました.アメリカとはエライ違いです.
 
フランクフルトからグラーツまでは,小さめの飛行機で.こちらはディスプレイすらなかったのですが,1時半だし,本読んでいたらすぐ着きました.
ただこの飛行機,小さい上に,一度着陸体制に入って,かなりの低さまで降下してもういつ着陸してもおかしくない,くらいのところで,突然,機首を上げて再度上昇.私の大嫌いな上昇しながら急旋回をして再アプローチをしてくれまして・・・着陸するまで恐怖でした.
 
 
グラーツ着が18:10.まだまだ明るいです.
空港からはタクシーが便利と聞いていたので,出てすぐのところで並んでいるタクシーに乗車.まったく問題なく,滞在先のフラットまで運んでくれました.
 
滞在するのは,OEADという会社が斡旋しているフラットというか寮みたいなところで,学生さんが多く住んでいるようです.
ここのオフィスが,到着時間には閉まっている時間だったのですが,予め時間を伝えてお願いしておいたので,鍵だけキーボックスに入れておいてくれました.一泊ホテルに泊まらないとダメかもと考えていたので,助かりました.
 
鍵をボックスから取り出したものの,開け方がわからず苦戦しているところを,帰ってきた人に助けてもらって,ついでに荷物運びも手伝ってもらったりしつつ部屋へ.
部屋は,5月いっぱいはシェアルームなんですが,ルームメイトはいないようで,つまり2人部屋を1人で使っています.変な気を使わなくてよくて,良かった.
 
ヘトヘトでしたが,腹ペコでもあったので,少しだけ外を探索して,スーパーを発見!サラダとかパンとか卵とか,日本と変わらない食材を購入できました.
少し食事して,長い一日が終了.